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Château Montifaud Cognac Millésime 1997 pour BAR DORAS 240本限定 (700ml/53.3%vol)

31,790円

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20歳未満の飲酒は法律で禁止されています

発売日 : 2024年9月1日 《大手コニャックが並ぶ流行コニャックTop10にランクインしたシャトー・モンティフォーの社名で日本初となるプライベートボトル》 【輸入経緯】 「Château Montifaud(シャトー・モンティフォー)」は1866年創業から2016年に創業150周年を迎え、現当主ローラン・ヴァレ氏に至るまで6世代に渡りヴァレ家が所有してきたコニャック地方プティット・シャンパーニュ(PC)地区にあるブドウの栽培から瓶詰まで一貫して自家で行う“プロプリエテール・コニャック”の生産者です。 創業当時より自家蒸留を守り、世代間で技術を継承しつつ、温故知新の精神で共有してきた伝統のコニャック造りは成熟度を増して発展し、現在注目の生産者として世界へ名を広めています。 今年(2024年)にDrink International が発表した流行コニャックTop10ランキングでは、1位「Hennessy」、2位「Rémy Martin」、3位「Courvoisier」、以下「Ferrand」、「Martell」、「Hine」、「Camus」と大手メーカーのコニャックが続く中、8位に「Château Montifaud 」がランクインしました。 PC地区のグランド・シャンパーニュ(GC)地区との西側境界線ジャルナック-シャンパーニュ村に位置し、自家畑を128ヘクタール所有。畑の99%は本拠のPC地区、1%だけ6キロ離れたGC地区セル村に在る内訳となります。畑は急斜面に位置する石灰質土壌で形成され、コニャック造りに最も重要な“糖度が低く、酸度の高いテロワールに適した恵まれたロケーションにより、ハウススタイルのフローラルでフルーティ、優雅で繊細な香り、まろやかさ、しなやかさ、PC地区でもGC地区のような長い余韻を強調するコニャックを生み出しています。 シャトー・モンティフォーの名で発売する定番ボトルとは別に「Pierre VALET(ピエール・ヴァレ)」は主にMillésimeミレジム(シングルカスク)を展開していくためのブランド名で、1878年に当家のブドウ畑はフィロキセラに襲われ殆どが壊滅してしまいましたが、2代目ピエール・ヴァレ氏がブドウ畑を再構成することに翻弄されながらもなんとか次世代にコニャック造りを引き継ぐことを可能にした、困難の時代を乗り切った功労者として現在に語り継がれていることからブランド名として使われています。そのピエール・ヴァレで以前DORASプライベートボトル(PB)を田地商店(信濃屋)様より2度、最初の2019年の際にはピエール・ヴァレでの世界初となるカスクストレングスとしてリリースすることが出来ました。 その中で今回はピエール・ヴァレでなく、またシャトー・モンティフォーから定番ボトルでもなくミレジムとしてのリリースをしたいと思い、今年3月1日から49日間の渡欧前に2017年の初訪問から現在まで担当輸出マネージャーのソフィー・カバン氏にアポイントを取り、訪問時にテイスティングしたいシャトー・モンティフォーとして出せるミレジム、輸入原酒の味わいを細かくリクエストし、事前に厳選して用意していただきました。 コニャックの貯蔵庫では定番商品のVSOPやXOなどブレンドして造る樽に関しては訪問時にテイスティング出来るのですが、ミレジムの樽には樽の蓋に赤い蝋付けがされていて、造った本人でさえ勝手に開けてテイスティングする事が出来ません。コニャックの生産者を管轄するコニャック協会が不正を回避するために法律で決めています。樽を開ける際には事前にコニャック協会に連絡し、数週間後コニャック協会社員の立ち会いにより赤い蝋付けを外して蓋を開けることが出来ます。それもあり、アポイントを取ってから当日までに希望する味わいのミレジムの樽から原酒をテイスティング出来るよう準備していただく事前のやり取りを重要としていて、4月4日午前中のアポイントを取りました。 尚、「午前中にテイスティングを終えたらヴァレ家でランチも一緒にどうですか?」とお誘いもいただき、断る理由もなく快諾し当日を迎えました。今年のコニャック廻り約2週間では午前中にアポイントを取った造り手より毎日昼食を事前にお誘いいただき、集中したテイスティングの後にリラックスして一緒に食事をしながら自然と良き話が生まれることも多くありました。 当日ご用意していただいたミレジム原酒の中で、印象に残る素晴らしいコニャックに出逢い、“1997年”ヴィンテージをその場で即決することが出来ました。 購入を決めた樽と直ぐにでも対面したく、数km離れた熟成庫にご案内いただき、大まかな本数やPBとしての内容、運輸に関してのミーティングも終えてローラン・ヴァレ氏のご自宅でアペリティフとアミューズで乾杯し、前菜、メイン、デセールと奥様の手作り料理を美味しく頂戴しました。 その後、来年リニューアルオープンを計画しております新生BAR DORAS用にシャトー・モンティフォー定番コニャックの買付けを終えてヴァレ家を出ました。 午後15時のアポイントで「Grosperrin(グロペラン)」へ向かい、15時に着いて車から降りると毎回アポ取りや当日もマンツーマンで対応いただく当主ギレム・グロペラン氏がちょうど車で戻ってきたタイミングでした。 グロペランは全精力を自家のコニャック造りにつぎ込むプロプリエテール・コニャックと違い、畑を持たずコニャック地方6地区すべての造り手を遠目から見てアンテナを張り、他家から厳選して選んだ究極のコニャックを自家貯蔵庫で寝かして販売する熟成家のトップネゴシアンです。ギレムさんの手にはサンプルボトルを2本持たれていて、「このサンプルは先程出逢ったばかりの原酒で購入しようと思っていて。良かったらテイスティングしますか?」と着いて早々グラスに注いでくれました。グロペランを昨年末にスペシャルコニャックとしてPBのリリースもしていましたが、テイスティングした結果、「ギレムさんが選ぶ共通する味わいや信念をこの2つにも感じ、あなたのテイスティング能力や樽決め選定能力についても本当に尊敬しています。先程私もシャトー・モンティフォーで決めた原酒のサンプルが車にあるのですぐ取ってきます。テイスティングしてくれますか?」と言い、サンプル用にいただいた1997をギレムさんにテイスティングして貰いました。静かに内に秘めた表情から「これはシャトー・モンティフォーらしいフローラルでフルーティな特徴と華やかな味わいがしっかりと表れていて、ボディもあり素晴らしいコニャックを選んだと思います。もちろん私もあなたを尊敬しています」と、このMillésime1997を決めた直後に嬉しいお言葉をいただき、良い原酒に出逢えたことを信頼する第3者の言葉により大きな手ごたえとなりました。 長い渡欧から帰国して直ぐにPBの自社輸入へ動いてきました。 ソフィーさんとやり取りを重ねて特別なラベル作成をしていただき、2024年6月4日に240本のボトリングとなり、8月8日に東京入港しました。 こちらは弊社輸入により卸売が出来ますので、弊店だけでなく毎度お世話になっております酒屋様に少量ですが卸売もさせていただいております。 帰国第3弾は、シャトー・モンティフォーより定番商品でないミレジムで、日本初となるPBとなりました。  【テイスティングコメント】 ノンシュガー&ノンキャラメルで、ブドウ本来の味わいを第1に主張する為に2回蒸留後の新樽熟成期間は半年強と短くタンニン抽出を抑え、その後古樽でストレスをかけないようボトリング前まで熟成させ、上記輸入経緯に書いたようシャトー・モンティフォーのハウススタイルである“フローラル&フルーティ”が全面に表れています。 プティット・シャンパーニュ地区らしい最初からトップに向かう、突き抜ける強い香りが出る特徴を活かすためには、大ぶりのブランデーグラスでは鼻を刺してしまうためウイスキーを飲むような小さめのチューリップ形グラスがベストです。最初はグラスから鼻を遠く保ち、少し時間が立ちトゲが抜けた頃に香りを感じ取り易くなります。 また、コニャック市場でも珍しいカスクストレングスのコニャックの飲み方として、1口目は舌全体に少量のコニャックを湿らした後に2口目の味わいを意識してみると、余分なものが削ぎ落とされた旨み成分をクリアに感じ取れて分かり易いと思います。それに加え、チェイサーで水を飲むと味わいを特に壊してしまうため紅茶がおすすめです。 濃い赤茶色の色合いは見た目から美味しさが漂い、リンゴや洋梨、グレープフルーツの白わたの爽やかフルーティな香りと、白系の花草、木や革の厚みあるフローラルで心地よいウッディな香りがバランス良くミックスされています。 スペイサイド地区産フルーティなウイスキーが脳裏に浮かび53.3度の力強い原酒を口に含むと、香りの強さと高アルコール度数に反して優しさが溢れ、アプリコット、砂糖漬けのドライオレンジやドライシンジャーのスパイスが白ブドウに加わり、蒸留前に原料のブドウ(ユニ・ブラン100%)に水を加えないコニャックならではの凝縮したエキスが口中に広がり、コニャックの醍醐味となる後口には白桃が貴熟した綺麗な余韻を楽しめます。 飲み終えたグラスは真っ白に曇るよう、コニャックの熟成にボディが出るリムーザン産オーク樽により馥郁たる香味成分が付着して残り、香り、味わい、余韻ともに凝縮された、満足度のある完成されたコニャックです。 Commented & tasted by Yasutaka NAKAMORI

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