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Cognac Jean-Luc PASQUET Lot73 Petite Champagne for BAR DORAS 180本限定

21,890円

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20歳未満の飲酒は法律で禁止されています

コニャック地方グランド・シャンパーニュ地区エラヴィルにあるJEAN-LUC PASQUET(ジャン-リュック・パスケ)は大手メーカーに原酒を売らず、自家栽培から瓶詰まで一貫して自家で行うプロプリエテール・コニャックです。 Jean-Lucさんから息子のJeanさんに引き継がれてからは、自家生産だけでなくトレーサビリティがしっかりした優良原酒を自社ブランドでネゴシアン(ウイスキー業界でいうボトラーズ)としても瓶詰しており、コニャックの素晴らしさを側面からも伝えています。 例年のコニャック廻りから2020年1月にパスケ家を初訪問した際、BAR DORASのプライベートボトルへ話が進み、記憶に残る後者のネゴシアン原酒に出逢いました。 小規模農家の原酒は大手メーカーとの契約により樽が納められ、それにより大手メーカーと農家の良き共存関係が生まれます。その中でコニャック造りを廃業されて世に披露されることがなくなった原酒もパスケ家は購入し、自家貯蔵庫で眠らせてます。 栽培から瓶詰まで一貫して行う農家のプロプリエテール・コニャックでは、自家のコニャック造りへだけ目を向けるのが通常ながら、1つの原酒を大切にしようとコニャック全体を広く見る姿、この原酒を購入に至る経緯からはコニャックへの尊意と愛をダイレクトに感じました。 その今回の原酒は、アンドレ・ベルタンドーさんがブドウ栽培から蒸留、熟成まで行ったプティット・シャンパーニュ地区のCognac d’André1973。 アンドレさんが94歳で亡くなるまで貯蔵庫で大事に保管されていた貴重な原酒をパスケ家が譲り受けたものです。 同じスペックのシスターカスク(別樽)が、Whiskyfun.comで92ポイントの高評価を得ています。 “クレイジー・コニャック”として世界のモルトマニアにも注目された希少な原酒からも、カテゴリーの枠を超えたポテンシャルの高さが感じられます。 帰国して輸入を株式会社田地商店様に取り次ぎ、その樽をそのままシングルヴィンテージ/シングルカスク/カスクストレングスにて2020年7月10日に限定180本が瓶詰めとなり、ここでDORASから90本(残り90本は信濃屋さん)の販売となりました。 (また、今回のご案内に関しては私自身の輸入でないため、他酒屋さんへの卸売が適応されませんが、その後のコロナ禍にて輸入卸売業免許を取得した現在は、個人での初輸入へ向けてパスケ家が1995年にオーガニック転換した後、1ヘクタールだけ造る絶滅危惧種フォル・ブランシュ100%で造られたコニャックの輸入へも動いておりますので、今後もご期待ください。) 【テイスティングコメント】 《色》 オレンジがかったブラウン。 《香》 プティット・シャンパーニュ地区らしいトップノートから出てくる華やかさに加え、カスクストレングスならではの強く放つ芳香。 注ぎたてはこの時期にタイミングぴったりな桜を思い浮かべるフローラルさ。徐々にフローラルさが消えてくるとウッディな古樽の深みが顔を出す。その中にはブラックチェリーやドライイチジク、シナモン、レザー、炒ったクルミ。 《味》 プティット・シャンパーニュ地区の柔らかさを覆うカスクストレングスのボリューム。ブレンドして出る複雑さに対しシングルカスクならではピュアさが迸る。 長期熟成を感じる樽のタンニン。時間が経ちアルコールの角が丸くなって甘みが出てくるとイチジク、紅茶、ペッパーのスパイス。 《余韻》 飲んだ後に上がってくる余韻にはレーズンやパッションフルーツ。最後は鼻の抜けにピーチ。 飲み終わったグラスの残り香は茶葉。グラスが白く変化出来る頃にはマンゴーが出る。 《総括》 シングルカスク/カスクストレングスならではの、ゆっくりと時間をかけて変化する味わいを楽しめます。 過去50年でのコニャック最高ヴィンテージ1973らしいコニャックの貴熟香“シャランテ・ランシオ”の醍醐味が溢れるコニャックです。 Commented & tasted by BAR DORAS 中森保貴

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