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GIBOIN Cognac Borderies Millésime 1974 pour BAR DORAS 60本限定 (42.9%vol)

37,400円

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20歳未満の飲酒は法律で禁止されています

今回の輸入はコニャック地方6つの地区の中で1番小さなボルドリ地区より「GIBOIN(ジボアン)」となります。 大手メーカーでは「マーテル」や「カミュ」がボルドリ地区の原酒をメインにブレンドしてコニャックを造りますが、自家栽培から瓶詰まで一貫して自家で行う(プロプリエテール)ボルドリ地区の農家系コニャックはほとんど日本にも輸入されていません。 グランド・シャンパーニュ地区やプティット・シャンパーニュ地区の石灰質土壌に対してボルドリ地区は粘土質土壌と、水捌けの良い石灰質と水分を多く含んだ粘土質という、テロワール(土壌)により同じユニ・ブラン種であっても真逆の特徴が造られるコニャックに表れます。 以前、収穫前の両地区のブドウを食べ比べしましたが、同じユニ・ブラン種であっても違いがブドウの色や果汁に表れていました。 1830年からの歴史を持つジボアン家は現在7代目となり、6代目フランソワ・ジボアンさんから息子兄弟のテオフィルさんとピエール-ルイさんが昨年2021年に家業を継ぎました。 テオフィルさんがコニャック造りを、ピエール-ルイさんがマネージメントを担当し、その中でまだお会いしたことのないピエール-ルイさんよりSNSメッセンジャー経由で「他の家で展開しているようなプライベートボトルをうちともどうでしょうか?」と嬉しいご提案をいただき、早速輸出用リストを送っていただきました。 お会いしたことのない中でオファーがあったことは、10年来毎年コニャックに通い続けてきたことで足跡を残せたことを感じ、光栄なことで、そのことは1つの販売プロモーションになると思いましたが、現地に赴き、造り手と対面してコニャックが生まれる土地の息吹も伝道するのが自らのスタイルであり、今年(2022年)2月に2年ぶりにコニャックを廻ることを決めた中、ジボアン家にも訪問して造り手の想いを受けてからにしよう、また原酒が生まれる背景も感じたいと思い、対面してから発売しようと温存することにして、ジボアン家にもアポイントを取り訪問してきました。 先代フランソワさんは引退後、息子兄弟にコニャック業すべてを任せています。 ジボアン家があるボルドリ地区(13ヘクタール)と、フランソワさんの奥様ブリジットさんの生まれ故郷ファン・ボア地区(8ヘクタール)に畑を所有し、ボルドリ地区にはここで1.3ヘクタールだけ絶滅危惧種フォル・ブランシュ種の栽培も着手し、長い伝統を守りながらも息子兄弟の代になり新たなチャレンジも行っています。 大手メーカーの「クルボアジェ」と長年の契約から原酒を供給していますが、今後は供給を少なくし、自家用生産ボトルが増えていくとのことです。家業を継がれて早々にこのようなオファーをいただき、実際にお会い出来て温かいお気持ちと、静かに心に潜むコニャックへの純粋な想いを感じる瞬間でした。 コニャック地方6つの地区で1番日照量が多いのがボルドリ地区と云われていますが、同時期に全地区を廻り肌に受けて感じた体感はボルドリ地区が1番強く感じられました。 実際に現地を訪れて、土地、伝統、蒸留所や貯蔵庫から感じたこと、それぞれの原酒で製造工程が違うテクニックも勉強になり、その後家に招いていただきご兄弟と食事を一緒にしながら想いを受け、それをもって素晴らしきジボアン家のコニャックをご紹介させていただきます。 送っていただいたリストには1974年原酒が残り60本分だけあり、飲んだ際に目頭が熱くなるほど感動しました。 1974年原酒は先先代5代目ミシェル・ジボアン氏により当時の主流となる薪を燃料としたコニャック伝統の2回蒸留を行い、2回蒸留後の70度から加水を一切行わず2005年7月まで樽出しのまま25リットルの丸いガラス瓶のダム・ジャン(ボンボンヌ)に移し替えられ寝かされてきました。熟成年数は樽から出す前の段階で30年、熟成を終えその後ダム・ジャンで密閉され酸化されず保管される間に商品として発売されていましたが、残っているダム・ジャンから2021年9月にすべての量をBAR DORAS向けにプライベートボトルとしてラベルも特別に作られ、自身での輸入となりました。 GIBOIN Cognac日本初上陸となります。 (こちらは60本だけの商品により、4/1からBAR DORASでお一人様1本限定で先行販売を行い、その後4/6にオンラインショップ掲載予定でしたが【完売】となりました。また、少量につき酒屋さんへの卸しは出来ませんでした) 【テイスティングコメント】 1995にも表れるアプリコットやプラムがより熟した香りが出る。完熟の洋梨。 ボルドリ地区を象徴するスミレの香りが分かりやすく出る。 しっとりとしたウッディさや革。濃厚なタバコの葉やキノコの香りからは貯蔵庫の高い湿度が表れる。 樽からダム・ジャンに移し替え16年寝かされ、瓶内変化によりアルコールのトゲがなくなり、まとまりと優しさ、深みある熟成感。 石灰質土壌のグランド・シャンパーニュ地区では生まれない粘土質土壌ならではの比類のない味わい。ジューシーな干しブドウ、シナモンの甘いスパイスやハチミツ。リンゴのキャラメリゼを連想させる。 クラシックなランシオ香の余韻も長い官能的なパーフェクトコニャック。 Commented & tasted by BAR DORAS 中森保貴

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