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Cognac DROUET Lot ♯1960 Demijohn pour BAR DORAS 280本限定 (700ml/44%vol)

43,890円

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コニャック地方グランド・シャンパーニュ地区セル-アングル村に位置する家族経営のコニャック生産者で1848年創業の「ドルーエ」へ2019年3月に初訪問した際、栽培から瓶詰まで一貫したコニャック造り(プロプリエテール)の丁寧な味わいに一目惚れし、日本へその素晴らしいコニャックを紹介したい想いに対し、「アジアへ輸出したくインポーターを探している」との良きタイミングから初訪問で話が直ぐに決まりました。 帰国して、弊店のプライベートボトル(PB)だけでなく定番商品も扱うことが真の正規代理店になると思い、それを真髄とされる「ウィスク・イー」社様に取り次ぎ、PB以外にもドルーエの定番ボトル5種類(VS, VSOP, Réserve de Jean, XO, Paradis de Famille HORS D’ÂGE)が計約2000本、昨年2020年4月中旬に日本初上陸となりました。 コロナ禍直前となる2020年1月に再訪問した際には日本へ出荷する直前の段階にも立ち会えました。 じっくりと時間をかけて香りが立つグランド・シャンパーニュ地区に位置しながらも、最初から華やかでエレガントな香りが立つプティット・シャンパーニュ地区と隣接する中で、両地区の良さがコニャックにバランス良く表れています。 若いコニャックには純粋で素直なフローラル&フルーティ、長期熟成には南国フルーツや茶葉のランシオ香が迸り、それぞれの定番ボトルに個性があります。 その年2020年4月に発売となりましたPBでは、長期熟成の定番商品「Paradis de Famille HORS D’ÂGE」に使われるシングルヴィンテージの原酒をリクエストし、そのメインとなる1993年ヴィンテージの原酒を特別にカスクストレングス57%volで300本提供して頂きました。 コロナ禍での2022年1月、フランスでは1日50万人超の感染者が出る最中に渡仏を決断した3度目の訪問では、新たなPBの原酒決めを目的に向かいました。 冬場で寒い貯蔵庫でのテイスティングでは原酒が冷たく香りが閉じてしまうため、事前にリクエストしておいた中で多くの原酒とテイスティングして向かい合い、決定した原酒は「Lot ♯1960 Demijohn」となりました。 コロナ禍で2年間渡航出来ない間に輸入酒類販売業免許を取得し、他家のコニャックはPBとして酒販DORASより輸入販売しておりますが、ドルーエに関しては上記の想いから日本正規代理店を通して、限定280本のPBをここで発売となります。 テイスティングから原酒を決めた後、このオー・ド・ヴィーの背後にある物語をドルーエ家より教えて頂きました。 現在の当主4代目のパトリック・ドルーエ氏の父であるジェラール・ドルーエ氏による最初の蒸留は1969 年でした。この原酒はそれ以前のジェラールの父、パトリックの祖父の蒸留となります。 グランド・シャンパーニュ地区で当時10ヘクタールだけの畑から手摘みで収穫されたユニ・ブラン種をコニャック地方の伝統的な小さなシャラント蒸留器で、ガス式でなく古き良き時代の薪と石炭を燃料に蒸留されました。 原酒は地下室でその後長い眠りにつき“忘れられた”ものとなりましたが、パトリックらがそれを発見した際に詳細が不明だった為、準備が整うまで大切に保管されてきました。その後、ラボでの分析とデータのおかげで、ドルーエ家の1960年初頭蒸留原酒と判明したというミステリアスなストーリーを持っています。 アルコール度数70〜72度に蒸留されたオー・ド・ヴィーはフレンチオークの新樽で数ヶ月熟成させた後、古樽に移され長い年月をかけて加水されず液体の蒸発“ 天使の分け前”と共にアルコール度数が落ち、熟成のピークに達した2021年冬に樽から丸いガラス瓶のデミジョン(ボンボンヌ)に移されて保管されてきました。 デミジョンからノンフィルターで瓶詰され、補糖やカラメル添加は一切行わないためブドウが持つ本来の風味が生きたコニャックの味わいが生きています。 60年の長期熟成を経てウッディなボリュームにドライアプリコットやドライフィグ、グローブやジンジャーとスパイスが混ざり合います。アーモンドなどの樹脂も溶け込んでいます。芯にはブドウの水々しさがあり、ユニ・ブラン種の酸がしっかりと乗っていることで長期熟成が可能となる酒質です。 グランド・シャンパーニュ地区の特徴として、最初は香り・味わい共に秘めていますが、開封して1年近く経つと真価を発揮してきます。 また、ワインでもグラン・ヴァンを飲む際に香りが開くまで時間がかかるよう、しかも醸造酒でなく蒸留酒では1杯のグラスの中でもより時間がかかります。 早飲みではポテンシャルを引き出せない60年の熟成の意味があります。 開封した直後ではダブルショットで2時間かけて1杯に向き合い、60年の歳月を味わうことが出来ました。 ハーフショットでなくフルショットで60年の歴史と向き合って潜在能力を引き出してお愉しみください。 二条大麦に仕込み水を入れて液体となった“もろみ”を蒸留するスコッチウイスキーは、元々水が入ることにより開き易くハーフショットでも多くが対応出来ますが、ブドウ果汁だけを蒸留するコニャックの場合、量が多ければ多いほど旨みが出てきます。特にグランド・シャンパーニュ地区の長期熟成品で、またカスクストレングスのコニャックではグラスに注ぐ量による違いが明確に表れます。 長く眠りについていたこのオー・ド・ヴィーには長年色々な謎が取り囲まれてきましたが、それによって夢もあり、神秘的でロマンのあるドルーエ家の遺産的コニャックをPBとしてリリース致します。 Commented & tasted by Yasutaka NAKAMORI

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