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BOURGOIN COGNAC Millésime 2005 pour BAR DORAS 238本限定 (350ml/53%vol)

13,970円

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《パリのバーマンやシェフ御用達。錬金術師ブルゴワン氏による斬新なクラフトコニャックが日本初上陸》 ※ (注) 350mlボトルとなります。 【輸入経緯】 今回ご紹介するコニャックは、コニャック地方ファン・ボア地区「BOURGOIN(ブルゴワン)」です。BAR DORAS向けプライベートボトル(PB)として、特別に未発売「2005年」の樽から238本限定ボトリングしていただきました。 それでは「ブルゴワン」家との出会いから遡ってみたいと思います。 2011年からコニャックの農家を例年訪問する中で、ブルゴワン家への初訪問は2020年1月と比較的近年となります。 2019年頃からお会いしたことのないコニャックの造り手からSNSでの申請が増え、その中の1人がフレデリック・ブルゴワン氏で、申請いただいたご縁から2020年1月のコニャック廻りで初訪問してきました。この時のコニャック滞在4日間では15軒のコニャック農家にアポイントを取って廻り、こういったご縁から新規訪問が6軒ありました。 ブルゴワン家もブドウの栽培から蒸留、熟成、瓶詰まで、すべて自家で一貫して行う“プロプリエテール・コニャック”です。 1930年以来ブルゴワンの名を冠している中、4代目フレデリック・ブルゴワン氏は、祖父が蒸留して造った樽から2015年に瓶詰を行い、商品を作り始めました。 それ以降、パリのバーや酒屋のショーウインドウで斬新で目に留まるブルゴワンのボトルデザインを見て知ってはいても、コニャック地方でもコニャック町から約45キロ離れた隣町アングレーム町に近いブルゴワン家まで距離を伸ばせなく、2020年1月16日に初訪問となりました。アポイントを取っていた16時にブルゴワン家に着きました。1月の蒸留期間で現在使っている3器のシャラント式蒸留器での蒸留を間近で見学しながら、今は使われていない先代が薪で蒸留していた旧き蒸留器をその後に見て貯蔵庫へ。小さな樽を見かけ質問すると、「Microbarrique」シリーズで熟成の最後に10リットルの小さな樽に入れてダブルマチャードしたコニャックでした。また、製造工程に海水の使用を組み込んで熟成時に少量の海水で加水する、コニャック生産における伝統的な境界を打ち破る大胆な商品「Eau-de-Mer(海の水)」も開発し発売しています。貯蔵庫の隅には漬け込みの興味深いインフュージョンも並んでいました。バーテンダーや料理人に使ってもらいたいという想いから商品開発された酸味を強調した「Verjus(未熟ブドウジュース)」も斬新でした。パリのバーマンやシェフ、酒屋へも積極的にアプローチし、以降パリで自然と目にしていたことがここで繋がりました。フレデリックさんは「フランスの消費者にコニャックを再発見してもらうために、今までのコニャックのイメージを払拭することが必要だ」と言います。そのためのアプローチはコニャック造りのすべての段階にて向かい合い、オーガニック農法で最高のブドウを栽培することへ情熱を注ぎ込み、出来上がるコニャックはもちろん無着色、砂糖やカラメルの添加は一切ない以外に、瓶詰めはテロワールや自然を大切に生産プロセスの中心にし、無濾過、各ヴィンテージ、区画、樽ごとに分け手作業で行っています。自由奔放に見えるフレデリックさんはいい意味で“変態”と言える博学な専門知識を持つ錬金術師で、型破りでユニークなコニャック生み出す現代的な“クラフトコニャック”というキーワードがしっくりときます。 貯蔵庫では「樽に名前を是非」とチョークを渡され一筆。アイデアが各所に感じられます。コニャックのテイスティングでもスニフターグラスでなく小さなオールドファッションドグラスで提供と新しいスタイルを出しています。 初訪問の造り手には「沢山の幸せが招かれますように」と招き猫の手ぬぐいをプレゼントしている中、姉弟のメイリス・ブルゴワンさんに手ぬぐいをプレゼントしてブルゴワン家を後にしました。 この渡仏から帰国して2ヶ月後にコロナ禍に突入し、渡航出来ない2年間の間に輸入酒類販売業免許(卸売・小売・通販)を取得したタイミングで、フレデリックさんから「日本への輸入代理店を探しているので紹介出来ませんか?」とメールがありました。「輸入免許を取得したので私が輸入します。プライベートボトルは可能でしょうか?240本位お願いしたいです」と返答した中、「プライベートボトルは1000本から」という結論から…自身での輸入範囲を超えてしまうため残念ながら話はまとまりませんでした。(今回のラベルに表記されているナンバリングはその意向から○/1000表記となっていますが実現へ) 大手や酒屋さん等のインポーターが定番ボトルを広め、自身のようなバーテンダーによる輸入では限定PBをアクセントにするバランスは両方の相乗効果があり、酒類業界の活性化になり良いのではないかとの心にある持論から、定番ボトルを輸入することへの考えがなかった同時、これを機にPB以外の商品を輸入してみることへもチャレンジしてみようと思い「定番ボトルをテイスティングしてから商品を決めたいのでサンプルを送ってくれますでしょうか?」と提案しましたが、やり取りがその後途絶え、時が経ち忘れた頃にフレデリックさんから端的に「例外的に240本位どうでしょうか?」と連絡があり、その後のやり取りから訪問時にテイスティングし、個人的に注目しているビッグヴィンテージの「2005年」を樽出53度のままPBとして輸入に至り、結果238本が日本初上陸となりました。 ボトルはファッショナブルでアイデンティティを体現するモダンなデザインで形成されています。黒と白のラベルが付いたボトルの大胆なフォントにより伝統的なクラシックなデザインのボトルと真逆な対照を成しています。バックバーでは目を惹き、ご自宅のインテリアにもアクセントになり、長い伝統あるコニャックでは斬新なボトルデザインです。 ブルゴワン氏の哲学や情熱が凝縮して込められたボトルは味わいにしっかりと表れ、味わい同等に安売りしない、しっかりとした価格設定で各種発売されています。 また、円安が止まらずリーマンショックが起きた2008年9月以来、およそ15年ぶりの円安・ユーロ高水準を更新し、更に燃料含む輸送費海外も高騰していますが、同2005年ヴィンテージやカスクストレングスでない加水商品を海外サイトと比べてもスペシャルプライスで日本発売したいと思います。 ※ 限定ボトルでありますが、バーテンダーが日々営業出来るのは酒屋さんがあるからであり、今回もお世話になってます8社の酒屋さんに卸しをさせていただきました。五十音順に、Kyoto Fine Wine and Spirits様(京都)、頃末商店様(神戸)、酒のキンコー様(鹿児島)、信濃屋様(東京)、白木商店様(大阪)、田中屋様(東京)、モルトヤマ様(富山)、リカーズハセガワ本店様(東京)となります。本日の発売日以降、弊店や弊店オンラインショップ以外でもお買い求め出来ます。宜しくお願い申し上げます。 【テイスティングコメント】 こちらの「2005 年(シングルヴィンテージ/シングルカスクストレングス)」は、ユニ・ブラン種100%から造られ、新樽で 12ヶ月熟成後、古樽に移しそのまま熟成され、2023年7月11日にボトリングとなりました。 二条大麦を液体にするために仕込み水が入るスコッチウイスキー(一般的に麦が1に対して7の水を入れ液体を造る)と製法が違い、ブドウ果汁だけから“もろみ”を造り(ブドウが1に対して水が0)蒸留するため、一切の加水が無い真のカスクストレングスとなります。 フランスではアッサンブラージュ(ブレンド)して複雑さを出し、度数を下げて華やかな優しさを好む文化と伝統から、今回のような樽出の商品は近年まで造り手側がおすすめしないのが主流でしたが、DORASプライベートボトル(PB)ではその中で生産者さんに特別お願いしてカスクストレングスでのPBを中心に行なってきました。 “もろみ”段階から1滴も水が入らず、一般的な商品のよう度数を落とすための加水もない凝縮した液体からは強烈な香りが放たれています。 また、ただ強いだけでなく、グランド・シャンパーニュ地区より早く仕上がる早熟なファン・ボア地区産により、少し時間をおくとアルコールのトゲが消え、水々しい爽やかなマスカット、甘い花の蜜、アプリコット、グァバやパッションフルーツの芯にはマンゴーが香るトロピカル感も混ざり合います。これまでのPB含め、中森が選ぶ共通の味わいがあるのではないでしょうか。 また、秋にふわっと甘いキンモクセイの香りを嗅いだ時の様な癒しのアロマを連想させ、嗅いだグラスを鼻から離せません。 2005年ヴィンテージはボルドー、ブルゴーニュ等フランスでも最良年であり、コニャックはそれが良年の基準にはならなくてもブドウ以外の要素が突き抜けて出て、コニャックで過去50年で最高年「1973」ヴィンテージの片鱗があるよう、まだ若い中に眠る潜在能力が高いビッグヴィンテージと個人的に注目しています。 こちらのコニャックは大きなグラスだと鼻を刺してしまうため、小さめのスニフターの方が甘やさが引き立ち、より個性を愉しめると思います。 哲学と情熱が詰まった錬金術師で伝統を破るコニャック市場の新参者、ブルゴワン氏のクラフトコニャックです。 Commented & tasted by Yasutaka NAKAMORI

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