{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/14

Cognac Château de Montifaud «Pierre Vallet» Grande Champagne 1973 pour BAR DORAS 144本限定

34,980円

送料についてはこちら

SOLD OUT

20歳未満の飲酒は法律で禁止されています

「シャトー・ドゥ・モンティフォー」は1866年創業以来、2016年に創業150周年を迎えた現当主ローラン・ヴァレ氏に至るまで6世代に渡りヴァレ家が所有してきた、プティット・シャンパーニュ地区にあるブドウの栽培から瓶詰まで一貫して自家で行う“プロプリエテール・コニャック”の生産者です。創業当時より自家蒸留を守り、世代間で技術を継承しつつ、温故知新の精神で共有してきた伝統のコニャック造りは成熟度を増して発展し、現在注目の生産者として世界へ名を広めています。 グランド・シャンパーニュ地区とプティット・シャンパーニュ地区の西側境界線に位置し自家畑を128ヘクタール所有。99%はプティット・シャンパーニュ地区にある中で1%だけ6キロ離れたグランド・シャンパーニュ地区セル村に所有しています。 昨年1月の渡仏ではそのグランド・シャンパーニュ地区の畑を案内していただきましたが、両地区の畑も石灰質土壌ですが、よりコニャック造りに最も重要な“糖度が低く、酸度の高い”ブドウの収穫に適した恵まれたロケーションでした。ハウススタイルの“フローラルでフルーティ、優雅で繊細”なコニャックを生み出す大きな要因となっています。 シャトー・ドゥ・モンティフォーの名で発売する定番ボトルとは別に、「ピエール・ヴァレ」はシングルカスクを展開していくためのブランド名です。 1878年に当家のブドウ畑はフィロキセラに襲われ殆どが壊滅してしまいましたが、2代目ピエール・ヴァレ氏がブドウ畑を再構成することに翻弄されながらも、なんとか次世代にコニャック造りを引き継ぐことを可能にした、困難の時代を乗り切った功労者として現在に語り継がれていることからブランド名として使われています。 2019年10月に「ピエール・ヴァレ1978グランド・シャンパーニュ」をシングルカスク・カスクストレングスでBAR DORASプライベートでボトルとして、モンティフォー家にて世界初のカスクストレングスとしてリリースしてきましたが、今回リリースの「ピエール・ヴァレ1973グランド・シャンパーニュ」は当家がおすすめする48度でアルコール度数を調整したコニャックとなります。当初、カスクストレングスでの瓶詰を依頼しましたが、当家より「何でもかんでもカスクストレングスが良いわけではなく、コニャックにはコニャックならではの良さを伝える度数がある。一度私達のベストと思う度数で瓶詰してみませんか?」と提案いただきました。カスクストレングスのトゲのあるアルコール感を抑える中で、度数を落とすことにより拡がる華やかさ、眠った原酒の個性を引っ張り出して迸るエレガントさは、これこそが“フランスの文化伝統”のメッセージが表れています。 “ノンシュガー、ノンキャラメル”を売りとした当家も含むプロプリエテール・コニャックでは、水との相性の悪さから加水に関しても大きく気を遣い、ボトリング直前の加水ではエグ味が出て味わいが暴れてしまうため、少量ずつ早い段階でコニャックと水の分子を一体化させ、原酒にストレスをかけないコニャックを造り上げます。これは蒸留前に二条大麦に仕込み水を入れて“もろみ”を造るスコッチウイスキーとプレスしたブドウ果汁100%から“もろみ”を造るコニャックとの生産量の大きな差から、1樽により多くの目を掛けられる部分にも表れています。 今回はコニャック地方では注目されるビッグヴィンテージとなる“1973”の秘蔵原酒をモンティフォー家から特別に分けていただき、BAR DORASプライベートボトルとしてMaxとなる限定144本が瓶詰されリリースとなりました。 今年3月末にリリースした「ジャン-リュック・パスケ」同様、昨年1月の渡仏から帰国して輸入を株式会社田地商店さんに取り次ぎ、DORASから72本(信濃屋さんから72本)がここで発売となります。 1973グランド・シャンパーニュ、待望の1本をお届け致します。 (※今回のご案内も私自身の輸入でないため、他酒屋さんへの卸売が適応されませんが、その後のコロナ禍にて輸入卸売業免許を取得した現在は、個人での初輸入へ向けて動いております。ようやく6月末には船に乗り2つの造り手のコニャックが日本へ向かってくる予定で、秋にはご紹介出来ると思います。そちらも乞うご期待ください) 【テイスティングコメント】 《色》 ダークブラウン 《香》 注ぎたてはライチやラ・フランスのフレッシュ&フルーティな香りから、ウッディな樽の香りが出てくる頃にはマンゴー。 《味わい》 南国フルーツとコニャック造りに最適なリムーザンオーク樽で長い眠りにつく中で付いた湿ったウッディな味わいが調和した統一感。時間が経つにつれて豊かなボティとグランド・シャンパーニュ地区の重みが出てくる。 《余韻》 複雑で重厚な満足感と鼻の抜けは熟したマンゴー。貴熟香なる“シャランテ・ランシオ”が長く続く。 《総括》 今年3月末にリリースした他家のプティット・シャンパーニュ1973に続き、今回も過去50年でコニャック最高ヴィンテージとなる同ヴィンテージ、そしてグランド・シャンパーニュです。前回のプティット・シャンパーニュはカスクストレングスの50.9度でしたが、若干の度数調整をした48度で度数は下がりますが、グランド・シャンパーニュのボリューム感が出て50.9度より力強く感じます。プティット・シャンパーニュ地区のコニャックはグランド・シャンパーニュ地区のコニャックに比べボティが軽やかなため、グラスに注ぎたてから香り、味わいが全開に開きますが、グランド・シャンパーニュ地区のコニャックは注ぎたてでは神秘を秘め閉じながらも、時間とともに大きな変化が表れてポテンシャルが爆発し、後半は重厚な顔を出し長い余韻が続くので、飲み比べも両地区の良さが分かり易く楽しめると思います。 また、40度調整では個性が弱い中、48度はカスクストレングスに近い個性が出ていて、“強過ぎず弱過ぎず”バランスの取れた50年近い長期熟成による馥郁たる香味成分は別格に値するコニャックです。 Commented & tasted by BAR DORAS 中森保貴

セール中のアイテム