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Cognac GIBOIN Borderies 2005 pour BAR DORAS 20Ème Anniversaire 限定240本(500ml/61.5%vol)

19,800円

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※お一人様1本限定 《BAR DORAS 20周年記念ボトル第2弾コニャックは粘土質土壌ボルドリ地区よりジボアン。優しくて力持ちの男らしい61.5%は閉鎖蒸留所ラムを彷彿させる“コニャック界のカロニ”》 【輸入経緯】 1830年からの歴史を持つ「ジボアン」は6代目フランソワ・ジボアン氏から息子兄弟のテオフィル・ジボアン氏とピエール-ルイ・ジボアン氏が2021年に現7代目として家業を継ぎました。 テオフィルさんがコニャック造りを、ピエール-ルイさんがマネージメントを担当し、その中でまだお会いしたことのないピエール-ルイさんよりSNSメッセンジャー経由で「他の家と展開しているようなプライベートボトル(PB)をうちともどうでしょうか?」と嬉しいご提案をいただきました。 お会いしたことのない中で家業を継がれた2021年にオファーがあったことは光栄なことで、10年来コニャックに通い続けて足跡を残せたことを感じた瞬間で、そのことは1つの販売プロモーションになると思いましたが、現地に赴き造り手とお会いし、その土地の息吹を感じてから発売した方が説得力もあり、また自らのスタイルでもあり、2022年2月にコロナ禍で決意した渡仏ではジボアン家にもアポイントメントを取り訪問しました。 先代フランソワさんは引退後、当日お迎えいただいた息子兄弟にコニャック業のすべてを任せています。 ジボアン家は本拠地ボルドリ地区(13ヘクタール)とフランソワさんの奥様ブリジットさんの生まれ故郷ファン・ボア地区(8ヘクタール)にも畑を所有し、息子兄弟の代になりボルドリ地区には 1.3ヘクタールだけ絶滅危惧種フォル・ブランシュ種の栽培も着手し、長い伝統を守りながらも新たなチャレンジも行っています。 大手メーカーの「クルボアジェ」との長年の契約からジボアン家の生産量35%の原酒を供給していますが、今後は供給を少なくし、自家用生産ボトルを増やしていくとのことです。家業を継がれて早々にこのようなオファーをいただき、実際にお会い出来て温かいお気持ちと、静かに心に潜むコニャックへの野望と純粋な想いを感じた瞬間でした。実際に現地を訪れて畑や蒸留所から感じたことや、それぞれの原酒で製造工程が違うテクニックも勉強になりました。 その後はジボアン家で手作りのフルコースランチをご兄弟と一緒にいただきながら想いを受け、また原酒が生まれる背景も感じ、日本初上陸となるジボアン家からの自社輸入PBを帰国して発売することが出来ました。 旧DORASが建物の建て直しにより句読点を打ち、2024年3月1日から49日間の渡欧ではコニャックに約2週間滞在し、滞在9日目のアポイントメント1件目でジボアン家に再訪しました。 今回も良き出逢いを期待していたところピエール-ルイさんが色々とテイスティング原酒のリストアップをして下さってました。その中でも「これは凄い」と声にした樽がアルコール度数60度超えを感じさせない丸いアタックで、粘土質土壌のボルドリ地区でしか出せない味わいやアフターの上がり方がありました。 樽にチョークで書かれてあるヴィンテージを見ると、引きつけたようにDORAS開業年“2005”の樽で、ちょうど1年後に迎える20周年まで確保をお願いし、了承いただけました。 テイスティングを終えて、ご兄弟の両ご家族とジボアン家で今回も手作りフルコースランチをご馳走になり、食後にも飲んでみたいとテイスティングの際にグラスに残しておいた2005の味わいに興奮して話を交わしているうちに次のアポイントメントの時間を過ぎてしまうほどの運命的な出逢いがありました。 帰国してピエール-ルイさんとやり取りを重ね、翌年4月6日の開業20周年から遡りギリギリまで樽に入れておいていただき、あと7ヶ月寝かせた味わいをイメージし、2024年11月後半にボトリングと12月頭に出荷をお願いしました。 ジボアン家で初となるボトルデザインとラベルを起用するとの提案や、ラベルにはBAR DORAS 20Ème Anniversaireの表記や、バックラベル内には輸入者情報を組み込んでいただくことにより、唯一無二のオリジナルラベルが出来上がりました。 2025年2月18日に東京入港し、輸入許可がおりて3月4日に湾岸倉庫から引き取り後、1ヶ月強倉庫で寝かし味わいを落ち着かせて時を待ち、記念日より10日遅れの4月16日にリリースを決めました。 リリース日をピエール-ルイさんにお知らせすると、「4月16日は良い日付です。その日はあなたのコニャック2005を蒸留した父の誕生日で 71 歳になります」と返信があり、フランソワさんの誕生日にリリース出来る偶然も嬉しく思います。 【商品説明&テイスティングコメント】 コニャック地方で1番小さなエリアとなるボルドリ地区は粘土質土壌によりブドウに水分が多く行き渡り、グランド・シャンパーニュ地区のよう水捌けの良い石灰質土壌と表情が真逆のコニャックが出来上がります。また、コニャック地方6つの地区で1番日照量が多いと云われていて、同時期に6地区を廻り肌に受けた体感でもボルドリ地区が1番強く感じられました。上記を踏まえて収穫前のブドウを地区違いで食べ比べもしましたが、同じユニ・ブラン種であってもブドウの色や果汁にも違いが表れていました。 大手メーカーでは「マーテル」や「カミュ」がボルドリ地区の原酒をメインにブレンドしてコニャックを造り、日本でも多く輸入されていますが、ボルドリ地区でジボアンのように自家栽培から瓶詰まで一貫して自家で行うプロプリエテールのコニャックは殆ど輸入されていません。 ジボアンでは、蒸留後に新樽に入れる期間は12ヶ月までと短く、その後通常は幾つかの古樽に(最大7樽)移し替えます。樽に移し替える際にボトリングする最終地点の度数を考え、新樽に入れる際や移し替えの段階で加水をする、しない、加水にしても熟成で落ちる度数から加水量も細かく分けています。 また、大手メーカーに供給するコニャックは新樽で長く寝かせてしっかりとタンニンの付いた原酒を造りますが、農家が自家用に造るコニャックでは新樽で熟成する期間を短くし、樽のタンニンを付け過ぎずブドウ本来のピュアな味わいを全面に出すスタイルが特徴的です。 こちらの「2005」は蒸留原酒が飛び抜けて良かったため例外的に先代フランソワ・ジボアン氏が新樽を使わず、約10年使用した古樽(樽No.♯G289)に加水をせず原酒を入れてからボトリングまで、これまた例外的に樽を入れ替えず、ボトリングまで1樽だけで熟成されたカスクストレングスとなります。 尚、少量輸入されているボルドリ地区のプロプリエテール系コニャックは40度の加水タイプはあっても、カスクストレングスではネゴシアン系以外では日本初輸入となります。 サトウキビが原材料のラムのよう、ダークチョコレートやドライアプリコット、プラム、オレンジ、リコリスに対して、粘土質土壌で育った水分を多く含んだブドウから水々しい花の香りが芯にあり掛け合わされています。 味わいにも良質な原酒により、パワフルなアルコール度数61.5%を感じさせない優しくて力持ちの男らしい骨太な力強いボディと綺麗な焦げ感は閉鎖蒸留所ラム「カロニ」を彷彿させ、余韻には最後にブドウがしっかりと存在感を示しドライレーズンが口中に残ります。 希少な“ザ・ボルドリ”の味わいを弊店20周年の節目にゆっくりとお愉しみいただけましたら幸いです。 Commented & tasted by Yasutaka NAKAMORI

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